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私のバイク歴




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ツーリング紀行







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 2009年10月11日(日曜日) 天気:晴れ/雨

奥只見湖秘境ツーリング


●二輪車解禁による穴場
今回は私の強い希望を取り入れて頂き、二輪車通行解禁となった“奥只見湖南側の国道R352号線”を走破することと相成った。
以前天体撮影観測地探求の為車では何度も通っており、スリル満点のこの国道を二輪で通れたらどんなにスリリングであろうと感じていた。しかし、当時二輪車通行止めとなっていたためオートバイでの走行は諦めていた。
最近、最新号2009バイクツーリング用マップ“ツーリングマップル”を見ていたら、二輪車通行可という案内に代わっていたのに驚いた。いつの間にか解禁となっていたのだ。
チームリーダーの冨さんに聞いてみたら既に昨年行ったとのこと。なんという素早さであろうかと感心しながら、次回のツーリング目的地として決定していただいた。

コース概略
関越道新潟県小出からR352に入り、枝折峠超え、銀山平、奥只見湖南斜面、そして福島県に越境し、桧枝岐村、会津高原、塩原、東北自動車道西那須塩原ICから高速で帰宅するという超過激長距離長時間ツーリングという正に体力勝負というツーリングとなっていった。

●柏インター側コンビニ集合から関越道三芳Pまで
7時出発ということで参加者6人中5人がここで集合。何時ものファミリーマートである。7時20分頃次の集合地点関越道三芳SAに向けて出発した。
常磐道柏から外環大泉まで。そこから関越道に入り、8時10分三芳Pに到着。ここで東京から来た仲間と合流。
しかし。おりからの連休で物凄い数のバイクが集まり、仲間が特定できないでいた。携帯に電話と言っていたらどうもですと向こうから声をかけていただき無事合流。ここで全員で6名となり20分ほど休憩してから出発。
       
     
集合地点の柏インター近くのコンビニ          関越道三芳SAにはオートバイのコーナーが・・

谷川岳で手前から雨
快晴の秋晴れの中順調に進んで行ったかにみえた。
赤城高原SAで休憩をとり、いざ小出を目指して出発。
暫く走っていると谷川岳がよく見えるようになってきた。しかし、県境山頂周辺に漂うのは雨雲。
オートバイツーリングで最悪なのは雨。その雨が迫ってきているのであった。
そこはオートバイ。水俣インターチェンジ出口でストップし、どうするか相談をしたが、このまま進み谷川岳Pで雨具に着替えて強行突破ということになり、谷川岳Pに急いだ。
谷川岳Pに到着してみると急な雨で立ち往生しているオートバイが結構止まっていた。
大した量の雨ではなかったが、30分休憩の間全員合羽を着用。そのまま関越トンネルになだれ込んで行った。
長〜い関越トンネルを潜り抜け新潟県側に入ったが、やはり雨が続き道路もウェット状態。しかし、暫く走ると青空が見え始め雨も上がり道路も乾いてきた。小出ICに着いたのは11時半ごろ。小出の町でオートバイに給油し、時間的に丁度良い昼食をとった。
       
             
赤城高原SAで                小出の町の中の中華料理店 味は良かったよ。

いよいよ奥只見湖国道走破
オートバイも人間もお腹いっぱいとなり、今回ツーリングの山場である奥只見湖へ向けて出発。
枝折峠までは山間の中腹を縫うように走る狭い山道が枝折峠から眼下によく見えていた。
途中前方に車がいるとそれだけでストレスを感じてしまう。道幅が狭く抜けるに抜けられず先導車に着いて行くしか方法が無い。枝折峠には新しい駐車場とトイレ、ソーラーパネルが設置されていた。青が際立つ峠からの風景は夜の星星の美しさを保障しているかのようにも思えた。
銀山平を通り過ぎ、奥只見湖の複雑な入り江に沿って国道が走り、超えても超えても新たな同じような素晴らしい風景が続いていった。絶壁の下の湖面の水は神秘ささえもも感じられる深い緑色。まるで今にも吸い込まれそうな恐怖を感じてしまう。このままコーナーを回りきれずダイビングしたら間違いなく命を落としそうな風景であった。
道の途中途中沢からの通り水が道路を横断し、そこを通過する都度に白い湯煙が上がってくる。急なコーナーの連続で前方から対向車が近づいてくると先頭オートバイがホーンを鳴らし後続するオートバイに注意を払っていた。その時対抗車は驚き止まってしまう車も現れた。大分驚かせてしまったらしい。
この辺の紅葉はあと一週間ほど先と思われる。素晴らしい紅葉を頭の中で思い浮かべるとまた尋ねてみたくなる風景であった。
奥只見湖の最後十二山神社で休憩をとったが、この時点で日が大分西に傾きそろそろ辺りに夕闇が迫ってきた。
福島県に越境しR352沼山峠分岐点から桧枝岐方面に下った所が今回最も素晴らしい紅葉であった。今回のツーリングの目的の一つである美しい紅葉を見ることが出来た。
        
                枝折峠駐車場                細長い奥只見湖を見渡せる貴重な場所

        
     
           十二山神社

桧枝岐村から塩原まで

いよいよツーリングも終盤戦に入ってきた。
桧枝岐村に入ってからドライブインで休憩。
休息も終わりサァ出発と言う段階で、辺りは既に暗くなり視界が悪い。山間の輪郭は分かるが景色はまるで見えなかった。塩原までの道程は、何どか通った道であるにも関らずまるで何処を走っているかわからない状態。
途中トイレ休憩をとった際、照明を降ろすと、カシオペアから北極星までまだ月のない薄明中の闇夜に薄っすらと秋の天の川が見えた。その中でひときわ明るい木星が自己主張をしているようだった。
長い闇夜の道のりは遠く感じられた。今回最後の目的である晩餐の時となった。
西那須野塩原ICの手前にあるステーキハウスが最終目的地であった。ステーキやすき焼き、ハンバーグというディナーセットの定食各\1,680。三者三様での注文となったがどれも美味しいということで満足な夕食となった。

西那須野塩原ICから自宅へ
帰りは東北自動車道。予想とは違い高速へ入った早々大渋滞となった。それでも車の間を用心深く通り過ぎ何とか休憩ポイント今里SAまで走破。途中疲労から眠気が襲ってくる前代未聞の事態。気合を入れながら第二の休憩ポイント蓮田SAへ。ここまでくればあと少し。東京組みとはここでお別れ。千葉組は東北から外環、常磐から流山で降り、自分は今回松戸終点で降り、自宅到着は12日午前0時を回っていた。

総評
今回のツーリングは一口に言って体力勝負。
風を切って走行する宿命の二輪であるものの、それにしても走行距離600km以上はやっぱり疲れるよね!

●天候 
関東、福島は晴れ。新潟は雨から曇り。

所要時間
自宅出発10/11 6:30 帰宅10/12 0:10頃。約17時間20分

チェック
走行距離約637.7km 燃費20km/L